怨念(ルサンチマン)のテーゼ
昨日(9日)来、仏北部 イスラム過激派 兄弟立て籠もり事件でTVは「表現の自由への
野蛮な挑戦だ」と喧しい限りです。自主規制に忙しい日本のTVが表現の自由ですって?
近代的な狂気と虐殺の源流であるフランス革命の揺籃ともなった自由・平等・博愛のフ
ランス啓蒙思想に、小生は、抜きがたい独善と偽善を読み取ってしまうのです。例えば、
似非リベラルの市民活動家共が百科全書派の無頼漢ジャン ジャック ルソーの社会契約論
や教育論をリベラルの古典の様に崇める神経が理解できません。彼の倒立した教育論「エ
ミール」は「児童の自発性を尊重しその個性を文明や社会の悪影響から隔離する」という
「放し飼い的教育」を主張しており、悪名高い「ゆとり教育」を彷彿とさせますが、彼は
愛人である下宿の女中に10年間で5人の子を産ませ、その全ての養育を放棄して孤児院に
放り込んだ卑劣漢です。彼にあるのは孤児として流離ったフランスへの怨念だけですぜ。
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