ノルディック爺じゃ(2)
水元公園に入ると眼前に浩然として水を湛える小合溜、対岸は黄葉した桜並木に囲まれ
たみさと公園、遠目の岸辺にはポプラやモミジが鮮やかに色づいており、水面に映る姿と
折り返しになって溜息が出る様な水郷の情緒でしたね。更にノルディックウォーキングで
メタセコイアの森を抜けましたが、森林浴の功徳であるマイナスイオンを胸一杯吸い込ん
で思わず「六根清浄、六根清浄」と誦唱しましたぞ。グリーンハウス前の花壇にさしかか
った時、丈3mはあろうかという「皇帝ダリア」のピンクの花がほぼ満開でして、期せず
して小生ら一行から「おぉ」とか「何と」なんて讃嘆の呻きが一斉に洩れました。無理も
ありません。「皇帝ダリア」そのものが 稀少な植物でしょうし、その大木に 艶麗なピン
クの華がこんもりと咲き誇り、その豪奢な美の奔流が観る者を圧倒するのです。小生らは
しばし、痺れた様に身動きもならず、ピンクの皇帝陛下のご威光にひれ伏したのでした。
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