スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

白川静⑦・・・孔子伝(その1)


                    Confucius_01.gif

 白川静は 『聖書』と『論語』を 敗戦後の虚脱感の中で、 微塵に 砕け散った日本人の魂の

欠片(カケラ)を一つひとつ拾い集め継ぎ合わせる様に、やるせない沈黙と観想の中で読み続け

たという。 そして 両書を (日本の敗戦と重ね合わせて) 敗北者のための思想であり、 文章

であろうと呟いている。 それでも、 白川静の孔子像は、静謐ではあるが 却って 激烈に読む

者の自己解体と再編成を 促す。 白川は 「人の思想が その行動によってのみ 示されるとき、

その人は 哲人とよぶのが ふさわしい」 と断じて、「哲人は 新しい思想の 宣布者ではない。


むしろ 伝統の持つ意味を 追求し、 発見し、 そこから 今 このように あることの根拠を 問う」


として、 孔子という 歴史的な 人格の再現を 試みている。 このようにして、 孔子が 恐らくは

巫女の庶生子であり、 卑賎のうちに成長した と洞察し、 「思想は 富貴の身分から生まれる

ものではない」 という 詩の様な硬質の言葉を 彫り刻みながら 極東の哲人を 凝視した。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

東西南北客争来

Author:東西南北客争来
昭和25年 福岡県北九州市生まれ
麺と酒と銭湯を 人並にこよなく愛し
古今亭志ん朝とロッドスチュワートを聴き
柴犬と白川静と池波正太郎に夢中

最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
アクセスカウンター
FC2 Blog Ranking
日本ブログ村ランキング
にほんブログ村 オヤジ日記ブログ アラ還オヤジへ
にほんブログ村 犬ブログ 茶柴犬へ
にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログ 葛飾区情報へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。